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カポジ水痘様発疹症の感染について

カポジ水痘様発疹症は感染病です。代表的なものだと、アトピー性皮膚炎から単純ヘルペスに感染し、カポジ水痘様発疹症を引き起こす事がありますし、抵抗力次第では、肌が接触する事で、人から人へと転移する厄介な発疹でもあります。今回はこのカポジ水痘様発疹症の感染について詳しくみていこうと思います。

カポジ水痘様発疹症に感染しやすい人とは?

カポジ水痘様発疹症をはじめとする皮膚障害が起きる人は、免疫力・抵抗力が弱まっている時に、細菌が入り込み感染するという流れ一般的です。アトピー性皮膚炎なども同様の理由で、元々持って産まれた遺伝的な肌質に免疫低下が加わると可能性としてはかかりやすいです。

また、一般的に0歳~5歳の幼児期や小学一年生くらいの時期に発症しやすいと言われるカポジ水痘様発疹症ですが、大人になってもかかる人もいます。それはアトピー性皮膚炎患者の人達です。元々これらのウイルスというのは、どの人間の体の中に存在しており、肌が強い人や、免疫力が高い人には感染しません。

また、傷口から感染したりする事もあるので、条件が揃えば、肌が強く、免疫力が高くても、感染する事はあります。

感染経路は一体何?

カポジ水痘様発疹症は肌が接触する事でうつる感染症でもあります。そのため、ヘルペスのあるお母さんが、子供にキスをしたり、ほっぺたをくっつけたりする事でも感染する可能性があります。

また、カポジ水痘様発疹症にかかってしまった後に、体中に広がる水泡がやぶれて、そこから出る体液が他の人の肌に触れてしまう事で、感染する可能性もあります。

免疫力低下が最大の原因になるわけですから、抵抗力が下がる(体力が落ちてしまう)何かしらの原因があるわけです。たとえば、引っ越しして自分の環境がガラリと変わってしまったり、過剰な緊張による疲労やストレス、睡眠不足から、カポジ水痘様発疹症が発病する事もあります。

病気は「気が病む」と書きます。病気をはねとばすくらいの強さがあれば、カポジ水痘様発疹症の感染を回避出来る可能性も出て来ます。出来る事は解釈の変換。ストレス自体がなくなる事はありませんから、ストレスとどう向き合って行けば良いのかを考えていくと、自然に睡眠のバランスや疲労の蓄積からも解放されていき、カポジ水痘様発疹症が発症しにくい強い体=抗体を作り上げていく事が可能となるわけです。感染経路を自ら拒絶する事で、感染しにくくなるという事ですね。

生活習慣から感染する可能性を考える

入浴の際は、1日2回を目指しシャワーで体の汚れを落とすようにしましょう。その際も、水圧はおさえ、体をこするタオルなどは使わずに、手で肌に優しい石けん(無添加のものなど)を泡立て、優しくなでるように体を洗って行きます。

ゴシゴシと肌を傷つけるようにこすってしまうと、そこから傷が出来、細菌が入り込む可能性が出てくるからです。また、体力が落ちないよう、食事の栄養バランスに注意したり、十分な睡眠をとったりして、カポジ水痘様発疹症をよせつけない免疫力をつける生活習慣を手に入れる事も大事です。

カポジ水痘様発疹症感染の脅威

カポジ水痘様発疹症はただの発疹ではありません。時として致命傷になる場合もあります。特に医師でも診断を間違うほど、アトピー性皮膚炎と症状が似ているために、判断を見誤り、治療が遅れてしまう場合があります。

特に危険なのが、目に転移してしまった場合、失明の恐れがあるため、注意して見ておかなければ取り返しのつかなくなる事もあります。脳障害に至ってしまうと、死亡してしまう恐れもあるのです。

体のあらゆる部位に発疹が出始めたら、すぐに皮膚科(目に発疹が転移してしまった場合は眼科も受診しましょう)を受診し、医師の指示のもと、正しい対処法で治療していく事をおすすめします。

感染発覚後の対応

通常のヘルペスの段階であれば、皮膚科を受診し、下半身の発疹(特に性器周辺)の場合は、男性の場合は泌尿器科、女性の場合は婦人科で診察してもらう必要があります。初感染の場合は、免疫がないために、症状がひどく直径5mmにもおよぶ大きな水泡があちらこちらに出来ます。

また、発熱やリンパの腫れもひどいです。2週間ほどで水泡がやぶれてかさぶたのような状態になります。再発の場合は、免疫がついているために、初回ほど水泡が大きくなったり、広がったりという事はなく、その他の症状も軽くなっていく傾向が強いです。

特に幼児の場合は、何度もかかる子も多く、大事にならないよう早期発見早期治療を子心がけるようにしましょう。赤ちゃんの場合は、新生児ヘルペスと言って、お母さんから感染する場合もあります。

新生児の場合のヘルペスは、呼吸障害や、過度の発熱、ひどい場合には脳に障害が残ってしまい、最悪死に至る場合もあります。感染してしまった場合は、早期治療に尽きます。そうすれば、他の人へ転移する可能性も減り、再発しても免疫が出来て行くので、少しずつ対応出来るようになっていきます。

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